どーも、イケです。今回は元町にふらっと。
「柳川鍋」を提供してくれるお店「味処 吾作」をご紹介いたします。
こちらはドジョウ料理をはじめ、ウナギやスッポンなど「精」のつく食材を使った和食も提供してくれます。
そもそもの「柳川鍋」は、ドジョウを使った鍋であり、安価で栄養を取れることから、夏場の滋養強壮として主に関東地方、とりわけ東京で庶民の味として親しまれてきました(「ウナギ1匹ドジョウ1匹」ともいわれるほど、ウナギ1匹分に匹敵する栄養価をドジョウ1匹は持ってるとか!)
関西では「ドジョウ料理」の文化があまり根付いておらず、めったに出会えないだけに、ある意味貴重なお店です。
JR元町駅の西口を出て正面(南京中華街やハーバーランドがある「海側」です。)に進み、中華料理屋「四興樓」と、「JRAウインズ 神戸A館」の間の細道を通り、元町北通りに入ります。
その後、左に曲がってさらに「パーキング 元町」と炭火焼屋「まるわ」の間の細道を進むと、右手にあります。

このしっぶい外観……長く元町を見てきたような、趣(おもむき)を感じます。

柳川定食 ¥1550(税込)
いいですねぇ……こういった「和食」!
日頃なかなか食べられないので、こういうものが食べられるお店はありがたいです。

グラグラと煮立った、熱々のお鍋。グツグツという「音」も、また楽しい。非常にライブ感ありますねぇ!
具はドジョウ、溶き卵、ゴボウ、ネギの4種。

薄口しょうゆとみりんの効いた出汁の池からドジョウがコンニチワ!小ぶりと侮るなかれ、身はほくほくとしてほんのりほろ苦く、そして柔らかい♪そして、ウナギよりも「味が濃い」!
栄養だけでなく、味も「ウナギ1匹ドジョウ1匹」という言葉が当てはまりました……!
ゴボウのシャキシャキとした歯ごたえと、奥深い風味、卵のまろやかさが、優しい出汁の味とドジョウの滋味によく合います。いぶし銀の味わいだなぁ……
「はふはふ、ほふほふ」と慌ただしく食べるのは熱くて大変だけど、それはそれで楽しいのです。

さわらの塩焼き ¥850(税込)※季節によって焼き物が変わります。
もう一品、追加してしまいました。
ウナギを焼く要領で、串に刺して炭火でじっくり焼いたさわらの塩焼き!
さわらは、兵庫だと淡路島でよくとれる所謂「地魚」です。淡路島の「プライドフィッシュ」としてもノミネートされています。
※プライドフィッシュとは、全国の漁師が、それぞれの地元で「今食べてもらいたい!」と選び抜いた魚をプロモーションするプロジェクトのこと。詳しくはこちら

炭火の強い遠赤外線の力によって、肉厚の身はふっくらとジューシィ……美味い……
魚が美味いって、本当に素晴らしい。島国、日本に生まれてよかったと感じる瞬間です。

うなぎ丼(半身) ¥1800(税込)
こちらは去年の土用の丑の日に食べたもの。
吾作のドジョウ料理に並ぶ看板料理です!

ココのうなぎのかば焼きは、蒸さずに炭火でじっくり焼くタイプのかば焼きです! 皮目がパリッとしていて、スモーキー。大人の味わいです。これがまた美味いんですよねぇ……
それでいて、リーズナブルに食べられるのも嬉しいところ。
テイクアウトでうな重もありますので、ぜひご賞味ください!
ドジョウのかば焼きもあるのですが、大きな個体が揃わないとなかなか提供できないそう(何度か品切れ状態に遭遇しました)なので、コロナが落ち着いて、次に食べに行くときはスッポンの雑炊と一緒に食べてみたいものです……
落ち着いた下町の雰囲気を感じることができる、とてもいいお店です。
~information~
店名:「味処 吾作」
住所:兵庫県 神戸市中央区 元町通 2-7-20
営業時間:11:30~21:30 ※緊急事態宣言時の営業時間は、お電話でお問い合わせください
テイクアウト:うな重のテイクアウトが可能です!
定休日:木曜日
お問い合わせ:078-321-0539
ジャンル:「どじょう、うなぎ」
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